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■ 使命と魂のリミット ■ <文庫本> 2010年3月14日(日) |
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東野 圭吾さんの医療サスペンス小説です。
東野さんはたくさんの小説を書いていらっしゃるけど、
彼の医療ものを読むのは、初めてです。
心臓外科医を目指す夕紀の亡くなった父は言っていました。
「人間は、その人にしか果たせない使命というものを持っている」と。
『使命』・・・・難しい言葉です。
看護婦の望が、犯人の譲治へ留守電のメッセージを残す場面は、
涙が出てきました。
譲治は、事件を起こすために、望に近づき、恋人のフリをしていた・・・
それがわかった時点で、望はひどくショックを受けたというのに、
看護婦の使命を、果たすことを忘れなかったのです。
人間の気持ちが強く伝わってくるサスペンスでした。
kiraraの満足度 ★★★★☆ |
■ 幸福ロケット ■ <文庫本> 2010年3月06日(日) |
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山本 幸久さんの小学生の物語です。
出た!「アカコとヒトミ」の漫才コンビ。
あたしの中では、山本 幸久さんと言えば、
この「アカコとヒトミ」の漫才コンビなんです。「笑う招き猫」の主人公ですが。
この「幸福のロケット」の中に出てくる小森くんは、
アカコとヒトミの出ているラジオの深夜放送のファンなんです。
主人公は、山田 香な子という五年二組の女の子です。
彼女は、同じクラスの男子・小森くん(こーもり)に恋をします。
その過程が、ほのぼのしていて。でも、三角関係になったりもするし。
両親、塾、美女の担任、売れない漫画家のおじさん、などなど
いろんなエピソードがあって、楽しめました。
初恋って、こういうものかなーって。そんなお話でした。
kiraraの満足度 ★★★★★ |
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