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 ■ 6時間後に君は死ぬ  ■ <文庫本> 2010年9月25日(土)
高野 和明さんの連作短編集です。

他人の未来(ビジョン)が見えると言う圭史は、美緒に言った、
「6時間後に君は死ぬんだよ」と。

というSF的な短編ミステリーの「6時間後に君は死ぬ」と、
その圭史と美緒が再び出会う「3時間後に僕は死ぬ」の2作。
その間に、圭史が予言するお話が3作が収められた本です。

未来が見える・・・恐いことだと思います。
見えた未来を変えてもいいものかどうか・・・
それとも、「運命」と諦めるべきなのか・・・
やっぱり、未来は見えない方が気楽ですね。


 kiraraの満足度 ★★★☆☆


 ■ 夜明けの街で ■ <文庫本> 2010年9月17日(金)
東野 圭吾さんのミステリー小説、または不倫の恋物語です。

「不倫する奴なんて馬鹿だ」と思っていた主人公の渡部。
その彼が、「でも、どうしようもない時もある」と、不倫に恋におちる。
この小説の前半が、この不倫の話で、何もミステリー的な事件がない。
いつ、どんな事件が起きるの?と、やや、先を焦って読んだあたしです。

もうすぐ時効を迎える殺人事件。
その犯人が、もしかしたら、自分の不倫相手かもしれない。
渡部の心は揺れる。

ミステリー的要素より、不倫の恋に至る男性の気持ちが、
すごくリアルに描かれているように思えました。
そして、最後に描かれていた妻の心理と行動に、
ああ、やっぱり夫婦だなぁと安堵する気持ちを覚えました。



 ■ 万能鑑定士Q X ■ <文庫本> 2010年9月12日(日)
松岡 圭祐さんの万能鑑定士Qシリーズの5作目です。

今回は、パリが舞台のお話です。
高校の恩師・喜屋武先生が同行します。
高校時代の莉子は、成績が悪く、
そのイメージしか持っていない喜屋武先生が、
逆に莉子に助けられる場面が多いことに笑えます。

シリーズ化していることもあり、新作が出ると読んでみたくなります。
まるで、コミックを読んでいるような感覚です。

kiraraの満足度 ★★★☆☆


 ■ 植物図鑑  <単行本> 2010年9月5日(日)
有川 浩さんの恋愛小説です。
「植物図鑑」というタイトルですが、もちろん図鑑ではありません。
でも、まるで図鑑のように、植物のことが詳しく書かれています。

「雑草」という名の植物はありません、
と、昭和天皇はおっしゃったそうです。

この小説に出てくるふたりは、ともすれば「雑草」と言ってしまいそうな
野にある植物を採ってきては料理します。
この小説は、その料理方法が詳しく書かれています。

恋愛小説的には、予想通りの展開で、あまり派手さはありません。
ほんとに、ほんわかほんわかした恋愛で。
主人公のさやかの気持ちが、とても素直に描かれていたのがステキでした。


 kiraraの満足度 ★★★☆☆

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