本が好き、絵本が好き、雑誌が好き。わたしの読書日記です。
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伊坂幸太郎さんの本を読む
伊坂ワールドの住人

01/12 an・an 1/19号
01/10 相談役の話
2011年1月 01/09 日経WOMAN 1月号

  ◆ 2011年1月12日(水) ◆        【an・an 2011年1/19号】   マガジンハウス (雑誌)

an・an 1/19号
an・an
2011年 1/19号 [雑誌]



本が売れなくなったとか、本を読まない人が増えたとか、書店が少なくなったとか、
世間一般では、そういうことがよく言われる時代なのに、近頃の雑誌では「本」の特集って多いと思う。
まーっ、雑誌も本の一種だから、雑誌を読む人っていうのは、本に興味がある割合が高いからかもしれない。

このan・an 1/19号も「本が好き」という特集だったから、読んでみたくて購入した。
いろんな人の読書ワールドが紹介されてある。
それぞれのコメントやインタビュー記事を読んでいて、いいなーと思ったのは草なぎ剛くんと林真理子さん。

まず、草なぎくんの「僕は言葉が好きなんです」っていうところ。共感できたなー。あたしもそうかも!
それから、うれしかったのは、彼が書店員さんに「個人的に面白かったものを教えてください」って聞いたら
薦められたのが、伊坂幸太郎さんの「アヒルと鴨のコインロッカー」だったというエピソード。
ナイス書店員さん!あたし的に、その書店員さんへ拍手です。うふふ。

次に林真理子さん。彼女はこう言っている。
「本をよく読んでいる人は会話も楽しいし、本質的にモテるんじゃないかなあ。会っている数時間にどんな実のある会話ができるか、それが年を重ねても魅力的な女性の条件」 (P35)
これって、前述の草なぎくんのいう、「言葉好き」っていうのと重なるんじゃないかな。
本を読むことが好きな人は、文章から、イメージを作ることがうまいと思う。
マンガや映画と違って、直接的に画や映像が見えるわけじゃないから、
そこから、自分で想像をして、イメージをつくって、自分なりの解釈をして・・・
だから、現実の人との会話においても、相手のしゃべる言葉が、何を言おうとしているのか、
どういう気持ちなのか、どんな状況なのか、そういうイメージを早くつかめるんだと思う。
だから、相手の気持ちに即した回答や、相づちを打つこともでき、
さらに会話を発展させることができるんだろうな。

さて、自分はどうか・・・まだまだ読書量が足りないようだわ。えへへ。


    kiraraの満足度 ★★★☆☆

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  ◆ 2011年1月10日(月) ◆        【相談役の話】   伊坂 幸太郎 (雑誌掲載の短編小説)

幽 2011年 02月号 [雑誌]

幽 2011年 02月号 [雑誌]

ホラ−とか、怪談ものは趣味ではない。苦手な方だ。
なのに、あたしが大好きな伊坂 幸太郎さんの短編がホラー雑誌に載ると言う・・・読むべきかどうか。
思案のしどころだ。

あたしの娘も伊坂 幸太郎さんが好きである。そして、小野 不由美さんも好きである。
そのふたりの短編が載った雑誌ということで、「これは買い!」とばかりに、早速購入してきて、
あたしにも、読むようにと薦めてくれた。これが12月下旬のこと・・・あれからずっと迷ってた。

娘が言うには、「お母さんでも大丈夫。そんなに恐い話じゃないから」ということだ。
そうか・・・ようやく、今日になっ雑誌のページを開いた。

【みちのく怪談】というテーマの競作で、伊坂さん他には
熊谷 達也さん、高橋 克彦さんが短編を書いていらした。
伊坂さんの小説は「相談役の話」というタイトルだ。

主人公は文筆業の「わたし」だ。その「わたし」のもとに学生時代の友人が相談、というか質問をしてきた。
「山家清兵衛(やんべせいべい)」という歴史上の人物についてのことだった。
その山家は暗殺され、その後、彼の暗殺に関わった人物たちが死んでしまうという、祟りか呪いの話がある。
それとよく似たケースが現在の自分の周りでも起きているので、文筆業をしている君なら、
山家のことに詳しいだろうから、教えてくれないか、ということだった。

最後のオチ・・・とでもいうのか。
これって、ホラー小説でも怪談話でもなく、笑い話やん!さすが伊坂さん!
クスっと笑えるラストにほっとさせられました。

     kiraraの満足度 ★★★★☆
    
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  ◆ 2011年1月09日(日) ◆        【日経WOMAN 2011年1月号】   日経BP者  (雑誌)

日経 WOMAN 01月号

日経 WOMAN
2011年 01月号 [雑誌]

特集の「女を磨く読書案内」っていうのに惹かれて、読んでみた。

元厚生労働局長の村木厚子さんは、苦しかった拘置所生活の間を支えてくれたのは
「150冊の本でした」と言っている。
約半年の間に150冊もの本を読むこと自体もすごいけど、
そういう苦しい状況の下でも、本を読もうという気力が起きることがすごいと思った。
それは、単なる暇つぶしとか、退屈しのぎではないと思う。

「つらくてもページをめくれば楽しい時間が広がる。それは、心の支えになる」 (P31)
そう、村木さんはおっしゃっていた。

逆に、もし、読書という楽しみを知らない人が、そのような苦しい状況になったら、
一体どのようにして拘置所生活を過ごすのだろうか・・・
人生には、自分の楽しみをひとつでも多く持つ方が、きっと役立つ場面が多いに違いない。

「イチオシ本ランキング」というアンケート結果をランキングにしているページがあった。
好きな作家の第1位は、東野 圭吾さんだった。うん、やっぱり人気作家だ。
あたしが好きな伊坂 幸太郎さんは、第3位だった。

その他のランキングで気になったのが「好きな書店」ランキング。
3位にアマゾンが入っていた。あれも書店になるのか・・・ネット書店。
もし、あたしがアンケートに答えるとしたら、その質問にはリアル書店の名前を書いたと思うけど。
そして、堂々の1位は紀伊国屋書店だった。
えーーーっ?という思いがあるのは、あたしが大阪に住んでいるからか?
このアンケートは、関東の人を中心に調査したんじゃないかと疑ってしまった。
あたしの中では、紀伊国屋はあまりイケてない。
特に、大阪市内の本町通りにある、紀伊国屋本町店は、とてもじゃないけど紀伊国屋とは思えない。
一度しか行ったことはないけど、あまりの雑さにびっくりした。

ああ、話がそれてしまった。紀伊国屋さん、悪口を書いてしまってごめんなさい。
話を元に戻して・・・そのランキングの中に「旭屋書店」が入ってなかった。(5位までしか載っていない)
あたしが一番よく利用してる書店なのになー。ちょっとさみしい。
というわけで、このアンケートは関東での調査ではないかと疑ったわけである。

     kiraraの満足度 ★★★★☆

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