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伊坂幸太郎さんの本を読む
伊坂ワールドの住人



2011年12月
12月25日 稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?
12月25日 高学歴な尾やはなぜ子育てに失敗するのか
12月25日 「怒り」のマネジメント術
12月24日 残念な人の仕事の中身
12月24日 なぜか仕事がうまくいく女の秘密77
12月23日 「上から目線」の構造


  ◆ 2011年12月25日(日) ◆        【稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?】   亀田 潤一郎   サンマーク出版

稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?
稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?
あたしは、財布は長財布を使う。
理由は、使いやすいからだ。二つ折りは、どうも使い勝手が悪い。
でも、二つ折りの方が使いやすいって言う人もいる。
人それぞれに、使い勝手は、暮らし方によって変わるものだと思う。
だから、長財布か二つ折りか、など深く考えたこともなかったけど、
もし、本当に、長財布の方がオカネが貯まるなら、
これからも絶対に長財布にしようって思っちゃう。
だから、この本を読んで、その真偽を確かめようと思った。

この本の著者の職業は税理士だ。仕事柄、多くの経営者と出会う。
その中で、気がついたそうだ。

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<稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか? より引用>

長年稼ぎ続けている社長というのは、
すべからく「美しい財布を持っている」ということでした。
そしてそのほとんどが、高級感のある、見た目もスマートな
きれいな「長財布」です。
一方、いまひとつ経営が振るわない社長、資金繰りがずさんな社長というのは、
えてして財布も美しくないものを使っている場合が多い。(P2)

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本書には、お金には、入り口と出口があると、書かれている。
入り口は、給料等の収入だ。
これは、ほぼ固定されている。
だとしたら、お金を貯めるには、出口に注意を払うことが重要だと
本書は説いている。

お金をコントロールできる能力が大切だということなのだ。
お金に振り回されてはいけない。

納得のいくことが多く書かれていた。

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<稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか? より引用>

人は、お金がない時ほどお金のことを考えてしまいがちです。
けれどもそれは、自分なりの方法が確立されていないから。
先の見通しが立たず、不安になるからです。
自分のなかに「これは」という具体的な方法を確立し、実践すれば
自然とそうした不安は消えるでしょう。(P150)


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それにしても、クスっと笑ってしまう部分もあった。
「稼ぐ人の財布の使い方」10のルールの中に書かれているひとつにある。

税金は気持ちよく払う

さすが税理士さんだ。
お仕事柄、この部分は、必ず書かなくてはいけない部分なのだろう。



kiraraの満足度 ★★★★★

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  ◆ 2011年12月25日(日) ◆        【高学歴な親はなぜ子育てに失敗するのか】   小林 公夫   中公新書ラクレ

高学歴な親はなぜ
高学歴な親はなぜ子育てに失敗するのか
そもそも「高学歴」とは・・・その定義は?
あたしは、その疑問から解決してもらいたかった。
すると、やはり、それは冒頭に書かれていた。

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<高学歴な親はなぜ子育てに失敗するのか より引用>

高学歴とは、一般的に「高度な学問を修得している」とか
「難関大学卒以上」というふうに定義づけられているのでしょう。
しかし、近年の大学進学率の上昇や「大学全入時代」といった傾向を考慮すると
さまざま解釈の余地があります。

本書では厳密な定義を避け、高学歴者とは
「大卒以上で、高度な学問をおさめ、かつ学力の高い人」と解釈しています。

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そして、著者は、「高学歴者」を、ふたつのタイプに分類している。
「高学歴+家系エリート」 と 「高学歴+頭脳エリート」 のタイプである。

高学歴の親は、どんな失敗をするんだろうと思って、読んでみたけど
違う世界の話すぎて、ピンとくるものがあまりなかった。
残念ながら、わたしは、高学歴でも、家系エリートでも、頭脳エリートでもないので。

一番響いた言葉は、次の言葉だった。

勉強を無理強いするのではなく、
子どもに学問に対する刺激を与えることが親の役目だ。





kiraraの満足度 ★★☆☆☆

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  ◆ 2011年12月25日(日) ◆        【「怒り」のマネジメント術】   安藤 俊介   朝日新書

「怒り」のマネジメント術
「怒り」のマネジメント術
喜怒哀楽、人間の感情の中に「怒り」というものがあることは
誰もが知っていることだと思う。
だけど、本書によると、「怒り」とはこういうものだそうだ。

「怒り」は、とても身近な感情で、なおかつやっかいな感情なのに、
実はあまりよく知られていません。 (P3)


「喜び」や「楽しみ」のプラス感情は、無条件に、外に出してもそうは問題ありません。
しかし「悲しみ」や「怒り」のマイナス感情は、自分を苦しめます。
その上「怒り」には、「悲しみ」と違って他人を巻き込む「攻撃性」があります。(P4)


確かにその通り。
うれしいとか楽しいという気持ちをコントロールしようとは、あまり考えない。
でも、「怒り」の感情は、どうやったらしずめることができるだろうと、よく考える。

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<「怒り」のマネジメント術より 引用>

同じ経験をしても、怒る人も怒らない人もいる。
「怒り」は、アレルギーと似ている(P81)

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他人の怒りに対して、「なぜ?」と思うことがある。
怒りっぽい人を見て、何に対して怒っているんだろうと不思議に思うこともある。
また、自分の怒りの気持ちを理解してもらえないこともある。
ひとそれぞれ、「怒り」のポイントが違うのだろう。

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<「怒り」のマネジメント術より 引用>

私たちは、自分の「怒り」という感情について、意外に知らないのです。
・ 怒りを管理するには、まず自らがどのようなことに怒っているのかを
 知らなければならない。
・ どのようなことに怒りを感じるかを知り、続いて怒りの感情の管理に取り組むには
 まず、怒りを記録する必要がある
   1.日時
   2.場所
   3.出来事
   4.思ったこと
   5.言動
   6.してほしかったこと
   7.結果
   8.怒りの強さ
 これらの事実をたんたんと書く。

怒りの記録をつけることによって、「自分が起こるのにはパターンがある」
ということに気がつきます。
自分が怒りやすい「時間」「場所」「出来事」を避けましょう。(P138〜P158)


   
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「怒り」の記録。
面白いかもしれない。
後から読んだら、笑えてくるかもしれないなー。



kiraraの満足度 ★★★★☆

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  ◆ 2011年12月24日(土) ◆  【残念な人の仕事の中身】   ロバート・W・ゴールドファーブ  川村 透=訳    大和書房

残念な人の仕事の中身
残念な人の仕事の中身
<残念な人の仕事の中身 より引用>

あなたはある目的を達成するために雇われ、
きちんと仕事をこなすことを期待されています。
しかし、上司は、あなたの振る舞いが組織に与える影響を恐れます。
上司が達成したい目標というのは、ほとんどが数字ではかれるものです。
しかし、それ以上に、上司は、あなたが人と仕事をする中で、
まわりの人たちに湧き起こす感情を重視しているのです。
あなたの人間性と仕事の能力はつねに、はかりにかけられているのです。(P7〜P9)


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仕事ができればそれでよいという考えを持った人は、残念な人のようだ。

雇い主も人間であり、感情がある。
人の好き嫌いだってあるはずだ。
そして、「嫌い」になる理由は、案外と些細なことだったりするらしい。
でも、その些細なことが、他の従業員たちに悪影響を与えていたら、
たとえ、どんなによい成績をあげた人物であっても、
昇進の見送りや解雇につながるのだとか。

組織で仕事をする以上、組織にとって扱いに困る行動をする人物は
残念な人と言われても仕方がないのだろう。



kiraraの満足度 ★★★☆☆

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  ◆ 2011年12月24日(土) ◆        【なぜか仕事がうまくいく女の秘密77】   森川 さゆり   大和書房

なぜか仕事がうまくいく女の秘密77
なぜか仕事がうまくいく女の秘密77
<なぜか仕事がうまくいく女の秘密77 より引用>

好奇心はあなたの視野を広げる大きな可能性のタネなのです。(P158)

時代に敏感な女性は知らず知らずセンスも磨かれていくはず。
情報が多いということは選択肢が多いということ、つまり人として
引出しが多いということだからです。。 (P161)

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直接的に仕事のスキルをあげるだけでなく、
幅広く興味を広げ、アンテナを張って、多くの情報を手にすることが
仕事がうまくいく秘密なのかもしれない。


kiraraの満足度 ★★☆☆☆

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  ◆ 2011年12月23日(金) ◆        【「上から目線」の構造】   榎本 博明   日本経済新聞出版社

「上から目線」の構造
「上から目線」の構造
<「上から目線」の構造より 引用>
  
目上の人間から注意を受けたり、アドバイスを受けたりしたときに、「上からですね」と
非難がましい反応をする若者は、自信のなさゆえに、攻撃的な反応に出るのであろう。
もしほんとうに自信があれば、人の意見に素直に耳を傾ける心の余裕があるはずである。
自信のある人物は自分を変えることにそれほど抵抗はないが、自信のない人物は
今の自分にこだわる。ここをこう変えた方がよいといった指摘を受けると、自信のない人物は、
自分を全否定されたかのように感情的な反応を示す。(P28〜P29)

自己愛の強い人物というのは、人からの評価に過敏で、持ち上げてもらえないと
脆い自尊心が傷つき、攻撃的な反応を示したりする。持ち上げてくれない相手には
嫌悪や敵意を示し、周囲から高く評価されている人物には強い嫉妬を示す。(P96)

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「上から目線」を嫌う若者が、最近は増えているそうだ。
その心理は、どうやら、上記のような心理があるらしい。
そこで、中高年にとっては、理解できないような反応を示したり
攻撃的な言葉を発したり、敵対視した行動に出たりするようだ。

これから、こういう若者がどんどん増えて、
それを理解できない世代の人数の方が少数派になったなら、
こういう若者の言動が、当たり前ととらえられていくのかな。
だとしたら、あたしにとっては、生きにくい世の中になるということだわ。

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<「上から目線」の構造より 引用>

最近の若者は、人からどう見られているかを気にする。
それは、あくまでも自分自身への関心だ。自己愛の視線を相手を通して
自分に向けているにすぎない。相手そのものなど眼中にないのだ。
今とくに求められているのは、自己中心的心性から抜け出して、
もっと他人に関心を向けることである。(P166)

まずは他人に興味を持つこと。そして、その人の視線に立つと周囲の
できごとがどんな風に見えているのかを想像してみることだ。(P165)

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「若者」という言葉で、ひとくくりにしてしまってはいけないと思う。
若者だけではなく、わたしと同年代の人でも、「上から目線」を嫌う人はいる。
これは、若者だけの問題じゃなくて、現代の問題のように思う。
こういう人たちと、どう関わっていけばよいのか、
これからのあたしの人生においての、テーマのひとつかもしれない。



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