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 ■ 東京バンドワゴン ■ <文庫本> 2010年2月28日(日)
知人に紹介してもらって読んだ本です。
紹介してくれた方は、あたしの好みをよくわかっていらっしゃるようです。
ほんと、ほんと、あたし好みのお話でした!

小路 幸也さんの昭和のホームドラマのようなお話です。
「寺内貫太郎一家」を彷彿させました。
舞台は、平成の下町にあるカフェを併設させた古書店で、
そこに住む大家族のお話です。

そして、このお話は、亡くなったおばあちゃん サチさんの語りで
進められるという、まさにドラマのような進行です。

あたしの一番のお気に入りは、
我南人(がなと)さんという60歳のロッカーです。
「LOVE だね〜」というせりふが、このお話のすべてのようです。

このお話はシリーズ化しているようなので、
是非、他のお話も読んでみたいです。


 kiraraの満足度 ★★★★☆

 ■ Story Seller 2 ■ <文庫本> 2010年2月22日(日)
気がつけば、2月はまだ1冊も読書日記を書いてなかったです。
今日、読み終えたのは、新潮社から出ている「Story Seller 2」です。
小説新潮の別冊で発売されたものが、文庫化されたものです。

前回の「Story Seller」の文庫本を読んだのが2009年6月でした。
そのころ、「Story Seller 2」の雑誌版が発売されていて、
その時から、文庫化を待ち望んでいました。
なので、ついに!待ってました!とわくわく♪

今回の作家さんは次の7人です。
 沢木 耕太郎  「マリートメアリー ポーカーフェイス」
 伊坂 幸太郎  「合コンの話」
 近藤 史恵   「レミング」
 有川 浩     「ヒトモドキ」
 米澤 穂信   「リカーシブル-リブート」
 佐藤 友哉   「444のイッペン」
 本多 孝好   「日曜日のヤドカリ」

伊坂さんの小説が読みたくて買ったようなものですが、
前回同様、他の作家さんの作品もどれも愉しめました。

印象に残ったのは、有川 浩さんと本多 孝好さんです。
有川さんの小説に出てくる伯母さん・・・とても不気味です。
どこまで粘っこいのか、最後はどうなるのか、気になって、気になって。
その不気味さに震えながらも、すごい!と思ったり。

それに対して、本多さんの小説は、ほのぼのとしたものがあり
この文庫本の最後に収められているので、
読み終えた後のさわやかさが増したように思います。

伊坂さんの小説は、今まで読んできた伊坂さんの作風からは
ちょっと予想のできないものでした。
へーっ、こんな小説もあるのかと、
その意外性はさすが伊坂さん!と思いました。

 kiraraの満足度 ★★★★☆



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