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 ■ シー*ラブズ*ユー ■ <文庫本> 2010年5月29日(土)
小路 幸也さんの「東京バンドワゴン」シリーズの第2弾です。
やっぱり、寺内貫太郎一家のような風景ですね。
想像しただけで、ほっと安らぎます。

登場人物が多くて、なかなか名前を覚えられないあたしですが、
巻頭に、ちゃんと登場人物表と人物相関図があるので、助かります。

堀田家の1年を春・夏・秋・冬の4つの話で描いています。
最後の章・冬 「シー・ラブズ・ユー」のラストでは、
まさに「つづく」で終わるホームドラマのようで、余韻がたっぷりです。
気になりますね。
どういう展開になるんでしょうね、女優・池沢百合枝さん!


 kiraraの満足度 ★★★★☆

 ■ 美晴さんランナウェイ ■ <文庫本> 2010年5月15日(土)
山本 幸久さんのホームドラマのような小説です。

この文庫のために「ノロや」という書き下ろしが収録されています。
これを読んでわかったんですけど、
この「美晴さんランナウェイ」の美晴さんは、
山本 幸久さんの叔母さんがモデルのようで、
小説も実話に基づいているらしいです。
でも、この小説は、美晴さんの姪っ子の目線で書かれています。
その姪っ子の世宇子の弟が、どうやら山本さんのようですね。
(小説の中では翔くんですが)

美晴さんは、いつも大事な時に逃げてしまうということから、
タイトルが「美晴さんランナウェイ」なんですね。
でも、美晴さんは逃げているんじゃなくて、追いかけているんだと言います。
逃げると追いかけるは、紙一重なのでしょうか。

美晴さんは、居候の身でありながら、好き勝手なことをするものだから
家族は振り回されます。
でも、なんだか楽しそうな家族なんです。くすくす。

 kiraraの満足度 ★★★★☆

 ■ 武士道エイティーン ■ <単行本> 2010年5月08日(日)
誉田 哲也さんの「武士道シリーズ」の完結編です。
16歳、17歳・・・ときたので、「エイティーン」も18歳編だと思っていました。
ところが、そんな単純なものではありませんでした。
完結編の「エイティーン」は、確かに主人公のふたりは18歳ですが、
お話は、サイドストーリー的な展開です。
すごく、すごく愉しめました。

このシリーズに登場する人物は、主人公のふたりだけでなく、
桐谷道場の桐谷先生や、武道具店主の辰じいや、
早苗の姉・緑子や、その彼氏(だった)の岡 巧や
部活顧問の先生や後輩や・・・ほんと気になる人物が多いんです。

その脇役さんたちにスポットを当てたのが、このエイティーンですね。
シックスティーン、セブンティーンと、続けざまに読んだあたしとしては
そりゃもう、うれしいことこの上ない完結編でした。


 kiraraの満足度 ★★★★★

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